テラノレグラスのブログ-SINCE 2020-

運命的に出会い、即決で購入した日産・テラノの派生車であるテラノレグラス(KH-JTR50)について購入時のことから今までの記録。

テラノレグラスで上越市海洋フィッシングセンターへ!~磯で採集してきたホンヤドカリの飼育方法について~

今日は海の日ということで、海にちなんだネタを一つ。

2ヶ月ほど前に新潟県上越市にある上越市海洋フィッシングセンターに行ってきた。

上越は学生時代に2年ほど住んでいたことがあり、今でも年に1~2回は遊びに行っている。

群馬からだと昔は新潟の海水浴と言えば寺泊というイメージが強いが、上信越道が開通してからは特に西上州在住だと圧倒的に上越市直江津)近辺の海に行くことが多い。

この日は日帰りでの滞在だったが、子供と磯遊びをしたら思いがけずヤドカリが結構大量に採集出来てしまったので一部を持ち帰って飼育することにした。

それから2カ月・・・ヤドカリは1匹も死ぬことなく元気に生活しているようなので自分なりの飼育方法も含めて参考になればと思い書いていきたいと思う。

【群馬から新潟へ!】
まずは上信越道で長野を通り抜け、新潟県へ。

ちなみに休憩するサービスエリアは位置的にいつも松代PA(笑)。

上越高田ICで降りたら日本海側を目指し郊外の走りやすい道を進む。

そして、数年前にリニューアルされてマゼランペンギンの飼育数日本一を誇る“上越市立水族博物館 うみがたり”近くの沿いの道を進むと直江津海水浴場がある。

直江津海水浴場


この時期だからかもしれないが、海沿いの場所に車で簡単に降りられて・・・

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日本海をバックに愛車と写真が撮れる!!

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天気も最高♪

テラノレグラスと日本海の撮影タイムを楽しんだら本日の磯遊び場所である上越市海洋フィッシングセンターを目指す。

ここからはもう5分くらい。

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上越市海洋フィッシングセンター

市営の海上釣り堀。

橋の上からの釣りだけでなく、磯場からの釣りや磯遊びも可。

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テラノレグラス@上越市海洋フィッシングセンターP
駐車場代はもちろん無料!

まずは目の前の駐車場に車を停めて海へと繋がる階段を降りる。

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受付。

 

管理されている場所なので利用料はかかるが、入場料は150円(幼児は無料)、貸し竿200円、釣餌(生分解性釣餌)250円とリーズナブル。

さらに。。。

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子供のライフジャケットは無料で貸してもらえる。

ライフジャケットを装着して早速磯へ!

因みに、海上釣り堀と行ってもほぼ自然の海で放流もなく自然の場所以上にたたかれているせいか釣りで結果を出すのはかなり厳しいかもしれない。

自分も過去2回ほどチャレンジしたが、クサフグの猛襲にあい、タイドプールでの見釣りで釣ったギンポだけだった。

この日は最初から磯遊び目的だったので2時間ほど貝殻や海藻を拾って遊ぶ。

しかし、最後数分となったところで岸壁で数匹のゆっくりと動く貝を発見!!

捕まえてみると・・・

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足が出てきた!
ヤドカリゲット♪

これがヤドカリということが分かると、それまで気づかなかったが近くにかなりのヤドカリがいることが分かった。

そこからわずか5分ほどで・・・

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10匹近くのヤドカリゲット!

持って行ったプラ製の観察ケースに入れて観察&撮影。
川遊びや磯遊びをする時はあると便利な一品!


持ち帰る予定はなかったが、息子がどうしても飼いたいというので、空いている水槽がちょうど1本あったこともあり6匹ほど持ち帰ることにした。


ホンヤドカリの飼育について】

一応、趣味としてブランクはあるものの熱帯魚の飼育歴は約20年あるが。。。。

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最近は水草水槽メイン

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ADAのネイチャーアクアリウムに憧れて水草を密生。

海水水槽の経験はほぼない。
それでもなんとなくやり方は知っていたので海水熱帯魚水槽を立ち上げるイメージで用品をすぐに購入!

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海水生物飼育に必須の人工海水と比重計

人工海水「シーウォーター」とカミハタ社製の海水比重計「petit meter」。

 

いうまでもなく真水を海水にするための塩と、その塩分濃度が生物にとって最適な濃さになっているか確認するための海水比重計。

さらに・・・

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ネットでも情報が少ない水棲ヤドカリの飼育方法が詳しく書かれている『ヤドカリを飼おう!』も急いで購入!

ヤドカリを飼おう!―海のヤドカリの飼い方と楽しみ方

こちらの本で同定すると採集してきたヤドカリの種類はホンヤドカリのようだ。

人工海水も、水替え用にこちらを使用することにした。

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テトラ社製のマリンソルトプロ

 


なぜこちらにしたかというと・・・

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使いやすい小分けになっている。

水10リットルに対して小分けの袋1を混ぜるとちょうど良い濃度の海水が作れるので、ちょうど1回分の水替え水量となることからこちらの方が使いやすいと思ったからだ。

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海水をつくる用の10リットルサイズのバケツ(100均)。

バケツに水道水を入れたら中和剤(カルキ抜き)を入れるのを忘れずに!

続けてマリンソルトプロを入れて溶かす。

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途中、比重計で計測しながら水や塩の量を調整。

最後は少し絶妙だけど・・・

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なんとか理想的な塩分濃度の海水が出来た!

因みに、理想的な塩分濃度は「1.021~1.023の間」。

蒸発して濃くなることも考えると気持ち薄めでも良いかもしれない。

海水が用意できたら石や引っ越し用の貝殻などを入れてレイアウト。

ヤドカリが落ち着いて生活しやすいように水槽の底にはサンゴ砂を敷く。水質安定の目的も含め、海水水槽はほぼサンゴ砂一択かなと。

サンゴは入れてないけど観賞用に蛍光灯はあった方が良い。

ということで、出来た水槽(30cm×30cm×30cm)がこれ↓

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照明は既に廃版のEHEIM社製のpower LEDをタイマー管理

ん!!

左に見えるのは!?

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ここでもテラノ!笑

息子が100均で買ってきた人工芝に色々並べたらヤドカリに合いそうな南国っぽい雰囲気になったのでこれはこれでありかなとw

餌はキョーリン社製の「ザリガニのエサ にごり・ニオイ対策用」。

熱帯魚は専らキョーリン社製のものを使っており、食べっぷりはもちろん水の汚れ具合も少ないことを実感していたのでこれにした。

ザリガニ用とあるが、「ザリガニをはじめ、オカヤドカリやサワガニ、スジエビなどの甲殻類全般に与えられます。」とあるのでヤドカリの栄養面も問題なさそう。

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餌入れ用にセリアで購入した調味料入れ

餌のパッケージがチャックなのでいちいち開けたり閉めたりするのが面倒だからこれに詰め替えた。

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蓋を回すと密閉も出来るし、穴の大きさもピッタリ♪

数日ですぐに餌付いてくれ、今では落とした瞬間にダッシュで集まってくるほど(可愛すぎw)

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テトラポッドの上で食事をするホンヤドカリ

食事中の細かい手(?)の動きは海のハムスター!?

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餌を大事そうに抱えて食べている。

あまりにも可愛らしいので動画も撮ってみた。

www.youtube.com


見ていて飽きない。。。

エアレーションはしていないので、酸欠しないようにと最初は陸地替わりに大き目の流木も入れておいたけど登っている様子もなくこの数だったら無しで大丈夫そうだったため撤去。

★最後に他の住民紹介。

ハゼの仲間とカニ

ハゼは磯で子供がヤドカリと一緒に網で採集してきたやつだけど、カニはいつの間にかいた(笑)。

おそらく空と思っていた貝殻の中にでも潜んでいたのかなと。

両者とも姿はあまり見せないけど餌をあげると元気に出てくる。

因みにカニはヤドカリをいじめるような情報もあったので心配していたが、とりあえず今のところお互い干渉せずに仲良くやっているようだ。


ホンヤドカリ水槽スペック
◆水槽:ADA 30cm×30cm×30cm(水量は7~8割におさえて脱走&塩ダレ防止)
◆濾過:EHEIM 水中フィルター2006(廃版)
◆照明:EHEIM LEDライト(タイマー制御で1日約6時間点灯)
◆底砂:サンゴ砂
◆海水:テトラ (Tetra) マリンソルトプロ+カルキ抜き
◆餌:キョーリン 「ザリガニのエサ にごり・ニオイ対策用」
◆換水:1週間~10日に1回、約半分の10リットル。
※夏場のためヒーターは今のところなし。


ホンヤドカリを飼育してみて】

飼育には海水が必須な野生の採集個体ということで最初は少し不安だったが、今回の飼育環境では今のところ安定して飼えているようなので良かった♪

夏場の水温上昇も一番厚い今の時期を過ごしているので大丈夫だと思うけど、あとは冬場の寒さ対策!

それと引っ越し用の新しい貝の用意!

また海に行く機会があったら拾ってこようと思うけど、行けそうもなかったらこういう市販のものを買うしかないかな・・・

ということで、今回はがっつりヤドカリの飼育についての日記でした!

最後に、テラノの兄弟車であるダットサン(キャンピングカー仕様!)を所有し、陸棲ヤドカリ(オカヤドカリ)の飼育をされている「陸のヤドカリ」さんのブログを紹介したい。

okatruck.hatenablog.com


ダットサンを取り扱うブログというだけでも珍しいのに、HNのとおりヤドカリも飼育されているということで勝手に兄弟のような親近感を感じているブログです。

特にこの時期、ホームセンターなどでも目にすることが多い陸棲ヤドカリ。

売られているままの虫カゴのままでは当然長生きできないので、飼ってみたいと思われた方は是非、陸のヤドカリさんのブログを参考にしてみて下さい。